東京にて

東京、汐留の新しい眼鏡の展示会SITE2017とIOFT2017国際メガネ展に行ってきました。
展示会は国内でも海外でも新しい製品を見ることが出来て、刺激を感じて、このアイウェアをお客様にご紹介したいというモデルを仕入れます。今回も数多くの新しいデザインの風を感じました。展示会の度に毎回感銘するのが、アイウェアのような小さなもので制限のあるデザインの世界の中で、常に今までにない新しいデザインが生まれてくること。想像の泉はどこまで続いていくのだろうか。

夜の少し落ち着いた雰囲気の展示会場の雰囲気も乙なものです。アイウェアは仕事を終えて帰路するところからもあなたを癒すちからを持つデザインのものの方が良い。そう考えると、仕入れも、夜に落ちついて身につけられるものを選ぶこともひとつの選択肢になるだろうなと今回感じました。

こういう時代のアイウェアは身につけている時以外のそこに置いている時、そういう時にも絵になるデザインのものがいい。絵になるものには、きっと、言葉では言い表せないちからがあると思います。

汐留のビル群も路上のライティングも含めて絵になる景観だった。巨大な建築物も小さなアイウェアも設計の元に成り立っていますが、両者とも使用や保有されていってこそ価値が生まれてくる。ビルもアイウェアもしっかりとメンテナンスを行えば、構造を問わず長い年数使えるのだろう。ビルなど鉄筋コンクリートが耐用年数が50年だとすれば、アイウェアも技術の進歩により10年以上使えるものも増えている。(レンズや安価な素材なものを除いて)

汐留のイタリア街は石畳のゆったりとした街並みに西洋風な建物などが統一感があり素敵でした。広場でもそれぞれの人々が静かにくつろいでいる感じが、この場所を訪れてきた人たちをほっとさせてくれるようです。


IOFT国際展示会もアジアからのバイヤーも多く盛況だったみたいです。写真を撮ることを忘れてしまいましたが、spec espace,H-FUSIONは国産フレームの中では、鯖江の最新の技術と欧州にはないデザインへのアプローチで独自な世界観を表現していると思います。

広島の素敵なアイウェアショップr.namikiのオーナー山根ご夫妻のご子息がソムリエで入られている西荻窪の創作フレンチ「東京オルガン」は料理、ワイン、音楽、アットホームな飾らない雰囲気などがとても居心地が良いお店でした。前菜からメインディッシュまでのひとつひとつの料理とワインのマリアージュが最高でした。しかも、なんと、アナログ盤でジャニスやバディーリッチをかけられてるというフレンチでは異端な雰囲気。気分が上がりっぱなしになりました。トゥーランドットの榊原さん、小村さん、竹中さん楽しい時間を設けていただき、ありがとうございました。そして、初めてご一緒させていただいた山根ファミリーのみなさま、素敵な時間をありがとうございました。とても楽しい夜となりました。


投稿者:Kumashiro  2017/10/21 16:59アート アイウェア ファッション ライフスタイル

ジョニー・デップとジェームス・ディーンが愛したタートオプティカル「アーネル」。

1948年に創業、ジョニーデップ、ジェームス・ディーン、ブラッドピット、デビッド・リンチ、フランクリン・ルズベルト大統領など、多くのアーティストが愛用した伝説の眼鏡ブランド「Tart Optical」。
ニューヨークで設立されたタート社はメタルとプラスティックの融合によるコンビネーションフレームを取り入れ国際的な地位を固めました。ファッション性だけではなく、七枚丁番を採用し耐久性のあるものづくりを進めました。日本の技術力を背景に復活を遂げ、当時のデザインに採用されていた伝統の7枚丁番や鋲デザインをそのまま忠実に再現し、実用性とクラシカルな雰囲気を再現することができました。しばらく市場では手に入りにくい状況でしたが、70年近くもスタンダードであり続ける名品ゆえに取り扱うことになりました。特に人気のあるジョニーデップやジェームス・ディーンやブラッドピッドに愛用されているモデル「Arnel」。熟練の職人が仕上げる手仕事の技術が産む品質と50年代の古き良きアメリカの雰囲気が魅力的です。当時の最高品質を忠実に再現し、現代に蘇らせるためにタート社と正式なライセンス契約を経ています。当店にはこの「Arnel」がサイズ違いで3色、6本入荷しました。マニアに人気の「Arnel」。皆様のお越しをお待ちしております。

投稿者:Kumashiro  2017/09/22 15:28アート アイウェア ファッション ライフスタイル 映画

Deeds,Not Words.

一日に終わりを告げ、ベッドに横たわり目を瞑る。今日の日の出来事が脳の中で処理され映像として浮かんでくる。目まぐるしく浮かんでくる時もあれば、ゆっくりと浮かんでくる時もある。その絵が止まっている時もあれば動いてる時もある。色彩豊かな時もあれば無彩色の時もある。声が聞こえる時もあれば歌が聴こえてくる時もある。そういう心の蠢きある時にも脳の近くには動かない眼鏡の存在があります。無意識につけたままだったり、意識的に必要な状況ゆえにつけていたりする存在。身体とは蜜の仲である衣服。その衣服が覆えない顔に、ひとり、ぽつんと存在している眼鏡。眼鏡は顔という土地にそれぞれのスタイルで建てられた造形物。建築物のように耐震基準はないゆえに基準を満たしていないものも含め「眼鏡」ということを名乗ることが出来ます。身体に近い存在の衣服と眼鏡の違いのひとつに、視力補正、矯正という機能がある。強度の近視、遠視、弱視、斜視の人にとっては身体の一部として視力を補う役目を果たさなければならない。レンズが担う役目も含め、眼鏡は身体のなかにしっかりと入っている。眼鏡は身体だからなのでしょうか。心とのつながりを深く感じることがあります。身体の一部としての機能は進化し続ける眼鏡。テクノロジーの発達により、より良い機能性の眼鏡は市場には増えてきました。一方で軽くてかけ心地が良いのだけれど、耐久性の上で大切なものを削られてしまっているものも数多く存在する。眼鏡業界全体の縮図を客観視すると、なんだか文明社会の負の要素に似ているなと考えてしまいます。時々、お客様が20年も30年もたった眼鏡の調整に来られることがあります。今の眼鏡のように軽量ではないですが、ネジ一本の品質、鎧の強度、メッキ、塗装、溶接などがしっかりと施され、その眼鏡の生き様を眺めるとデザインの優劣抜きに誇らしげなのです。「誇らしさ」はどこから来るのだろうか。僕は真剣に「あなたとともに生きたい。」という、その眼鏡を産んでくれた、すべての関わりのある人たちの結晶だと思います。そして大切な人の飽きない相手であるために、研ぎ澄まされたデザインが必要になってくると思うのです。物言わない眼鏡の生きる矜持を「あなたとともに生きたい」という静かな思いを、お客様にお届けするのがクマシロ眼鏡店としての原点です。まだまだ優れたデザインのアイウェアたちと比べれば足らないところばかりですが、一歩ずつ歩んでいきたいと思います。歩めなくても歩んでいける。空を見上げれなくても空が現れる。風のように流れてゆく眼鏡店でありたい。

大好きなジャズドラマーMAX RoachのアルバムのタイトルDeeds,Not Words.言葉だけではなく、行為を。お店にずっと飾っているのは物言わない眼鏡の生きる矜持とどこか繋がってほしいとの願いをこめて。

今秋も素敵なデザインのアイウェアたちがお店の仲間入りをしました。まだ見ぬ相棒を想像しながら。

投稿者:Kumashiro  2017/09/21 12:49アイウェア ファッション ライフスタイル

2017年秋、風、詩、旅、そしてサングラス。

ここでは逢えなくなった人たちが竜の背に乗って降りてきてくれたら、どれぐらい心がゆれるのだろうか。竜のサングラスをかけて遠い昔のアフリカの地の儀式のように歌い、踊り、祈れば、ちょっとは雲が仲介してくれて、降りてきてくれるのではないだろうか。綺麗な花柄のシャツを着ていれば、あの人たちは少しは喜んで来てくれるのかもしれない。と祈るように話しかけてみた。風に。粋な詩など出てこないけど、逢いたいって思いだけは伝わるのかな。ちょっとだけ、風に触れるぐらいの体温のままでいいから逢ってみたい。雲が何度も流れるたびに逢いたくても逢えない人の数だけは増えていく。雲が何度も流れる旅はいつまで続くのだろうか。見上げる空に慈しみをこめて。

2017年秋、風、詩、旅、そしてサングラス。

投稿者:Kumashiro  2017/09/15 18:26アイウェア ファッション ライフスタイル

tarianのサングラス

tarian+HEAD-GENEVE EVA。

九州初上陸のブランド「tarian」。デザイナーのジェレミー・タリアン氏は旅をこよなく愛するパリジャンです。パリ中心部1区で幼少期を過ごしました。後にベルリンとニューヨークに拠点を移し、現在はパリ10区北マレ地域にアトリエがあります。2012年に誕生した「タリアン」はデザイナーのジェレミー氏によってフリーハンドで描かれ、イタリア・ミラノの近くでアセテートをチップ素材の段階から製作し、プレス加工を施しています。オリジナルカラーに拘り、プレートはジュラ地方にある工場に送られて、ハンドメイドで試作品作りが始まります。父はアイウェア界の巨匠アラン・ミクリ氏。世界限定75本コレクションです。幼い頃から陶芸製作をしていたタリアン氏はアセテートの素材選びや色にとてもこだわりがあります。陶芸を作る工程や土を混ぜることにも共通しているアセテートによるデザイン。タリアンのフレームはモデルによっては30、40本くらいしか出来ません。理由は古いビンテージ素材を組み合わせて作られているものもあり、20、30年はもつであろう素材を用いているからです。ブランドの核となるのは少量生産でしか生まれない正真正銘のオリジナルです。限定モデルが多い理由はそこにあります。まずは「色」ありきのデザインへの接近は光という盾を武器に輝きが増します。透明加工を施す技術は特徴のひとつです。年に2度ジュネーヴで開催されるワークショップでTarian+というコラボレーションでHEADというアートスクールの学生たちに主題を提供し、すべて手作りでメガネを作っています。新しい風もブランドのちからのひとつ。すべての混在するものの中から生まれてくる「光」こそがジェレミー・タリアンというブランドの魅力なのかもしれません。

福岡から来ていただき、お母様共々いつもお世話になっております。タリアンのサングラス「EVA」という名のモデルがとてもお似合いでした。ありがとうございます。

The award-winning designer,who has received two prestigious SILMO d’Or,also provides an educational
and enlightening workshop at the prestigious HEAD School in Geneva,Switzerland

EVA
Earlier this year,Jeremy Tarian was invited to hold a work shop for ten selected student at HEAD – Geneve(Geneva University of Art and Design/Switzerland)as part of their studies for a Bachelor of Arts in Design.The Workshop’s theme required students to reinterpret the tortoiseshell color from the itarian acetate factory Mazzuchelli .The winning concept by Eva Gaume a candidate for a Bachelor in E Jewellery and Accessory Design,is called Eva.It’s tortoiseshell color is surrounded with clear transparent acetate that evokes an illusory construction.

There will be a limited edition of 75 pieces worldwide.
This is Jeremy’s second collaboration with HEAD-Geneve and Eva is marketed
under Tarian+

投稿者:Kumashiro  2017/08/22 15:04アート アイウェア ファッション