フレデリック・ボーソレイユ氏がお店に来てくれました。

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フランスパリのデザイナーボーソレイユ氏がお店に来てくれました。今回で3度目の来佐です。平日の雨の夜にもかかわらず、来ていただいたお客さまに厚く御礼申し上げます。ボーソレイユ氏も、とても喜んでいました。本当に楽しいひとときでした。ありがとうございました。

この仕事を初めた最初の頃から、当店で取り扱っているブランド「FREDERICBEAUSOLEIL」。ブランドのオーナーでもあり、デザイナーでもあるボーソレイユ氏。最初に彼にお会いした日から20年くらいの時が過ぎたのかもしれません。この20年の間、世の中は凄いスピードで変化し続けています。世界の眼鏡店、Optical,Optique,そして日本の産地鯖江、中国、東アジア、、、など、業界も凄いスピードで同じように進化を続けています。変わり続ける世界の中で、お店に並んでいるメガネたちはいつも沈黙しています。この沈黙している姿と、これから、その沈黙しているメガネたちに命を与えてくれる方々を繋ぐ役割において、僕には正直、言葉が見つからないのです。それは何故なのかということを考え続けてきたのですが、やっぱりわかりません。メガネはその方が顔に身につけて初めて血が通い出します。そこでメガネとしての人生がスタートする。「生」の瞬間は顔についたその瞬間、フィッティングを終えたその瞬間。ひょっとしてその瞬間からしか、ここに並んでいるメガネたちへの言葉が生まれないのかもしれません。だからこそフィッティングという行為に気を入れるように行わなわなければいけないのでしょう。その生の儀式(ちょっと大げさですが…)の大切さを教えてくれたデザイナーは僕にはふたりいます。
ひとりがボーソレイユ氏。そして、もうひとりが今は亡き近喰寛氏。ふたりともメガネの持ち方、フィッティング時のフォームがとても美しい。今回の来店時のボーソレイユ氏のお客さまへのフィッティングも相変わらず綺麗でした。

沈黙しているメガネたちへの言葉が見つからなくて渇いてしまう僕ですが、言葉とは本来その貧しさに住むものではないでしょうか。それでも、どこからか近づいてくるかもしれない言葉を見つけたい。そしてひとりでも多くの方々と沈黙を続けるメガネたちを繋げていきたいです。たとえ言葉がメガネたちを超えることは出来ないと知っていても。

投稿者:Kumashiro  2016/12/16 18:25アート アイウェア ファッション ライフスタイル