旅ゆけば白い雲と青い空

昨日までのしとしととした雨もあがり、曇り空のなかにも明るい光を感じる今朝のはじまり。桜も少しだけ落ちつきを取り戻せそうです。雨の日には雨の日なりの、曇りの日には曇りの日なりの今日のはじまりがあります。
お店の前の道路を通る車の音も、雨の日とそうでない日は違う。たまにそう意識して耳をすませば、その違いに、何気ない日々の移ろいが愛しくなることがあります。「移ろい」という言葉。その言葉を綺麗だなと感じるのは、心や自然の状態の変化を柔らかく包んでくれるからです。そしてお店の前の街路樹も植木鉢に咲くパンジーも歩道の片隅に茂る雑草も日々の移ろいの中で呼吸をしています。動けないみんなにとっては、空や太陽や雲や風や鳥や月などが移ろいなのであって、ひょっとしてその情景の中で息をしてゆくことが旅なのかもしれません。旅と旅行は違う意味があるような気がします。行き先がなくても、歩くことなど出来なくても、僕らはみんな空想をこえて旅にゆける。そして、白い雲にも青い空にも出逢えるのだと思う。いつでも、風を感じて。そして、光を信じて。

投稿者:Kumashiro  2017/04/07 11:57ライフスタイル